消化器内科
様々なアドバイスと治療法を提供いたします。
消化器内科
消化器内科は消化管と肝臓や胆嚢、膵臓といったお腹の臓器の診療を行う診療科です。
特に消化管はストレスや生活習慣などによって症状が表れやすく、慢性的な胃腸の不調を抱えている方も少なくありません。また、栄養の消化吸収を行う臓器であるため、全身の不調との関わりも深く、肌の健康とも深い関係にあります。
さらには、近年の腸内細菌叢の研究によって、腸内環境が老化に与える影響、全身の疾患との関連性が明らかになるにつれて、腸内環境を整えることは、老化や病気の予防にもつながることがわかってきています。
内視鏡などの検査によって明らかな病気の診断がないにもかかわらず、胸焼けや腹痛、食欲不振、便通異常などの慢性的な消化器の症状がある場合は、機能性消化管障害(FGID)と診断され、胃食道逆流症、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群(IBS)、小腸内細菌増殖症(SIBO)などが含まれます。
また、最近では食事や薬などが原因で腸のバリア機能が低下することで、未消化の食事や細菌などの異物が腸から血液中に流入してしまう”腸漏れ”の状態として知られるリーキーガット症候群も、慢性的な体調不良の原因として注目されています。
これらは、根本的な治療として、生活習慣の改善や栄養学的なアプローチ、食事指導による”消化管の機能や粘膜の状態の改善”が必要であるケースが多くみられます。
当院では、問診や血液検査、栄養解析、腸内細菌叢検査などに基づいて、消化器内科専門医によるカウンセリングや栄養・生活指導、処方薬、サプリメントなどによる治療を行っています。
また、”腸活”、腸の健康維持に関心のある方への適切なケアの指導も行っていますので、お気軽にご相談ください。
このような症状のある方は、ご相談ください
- 下痢や便秘などがある
- 慢性的なお腹の張りや
腹痛がある - 食欲にムラがある
- 胸焼けやゲップがある
- 機能性消化管障害と
診断されているが
根本治療を目指したい - 慢性的な不調があり、
リーキーガット(腸漏れ)
について調べたい - 腸内環境について調べたい
- 消化器症状に対する
栄養療法を知りたい
検査方法
腸のバリア機能を調べる検査
リーキーガット症候群(腸漏れ)は、食事や薬、ストレスなどによって、腸の粘膜に炎症が生じてバリア機能が低下し、通常は通せない未消化の食物分子や細菌、カンジダなどが腸から血液中に流れ込むことで、さまざまな不調を引き起こす状態を示します。
腸管バリア(リーキーガット)検査
腸管上皮に存在するタイトジャンクションの状態を確認し、腸の粘膜の炎症による腸漏れ(リーキーガット症候群)を調べるための検査です。
遅延性アレルギー検査
遅延性アレルギー反応を示す可能性のある食べ物を予測する検査ですが、腸漏れにより血液中に流れ込んだ食物分子によるアレルギー反応から、リーキーガット症候群の程度や原因となる可能性のある食べ物を調べることができます。
腸内環境を調べる検査
腸内細菌叢検査
腸内細菌の菌のバランスや多様性を知ることで、現在の腸内環境を評価することができます。
また、腸内の菌の種類を同定することによって病気のリスクや、食生活などの生活習慣の改善のポイント、必要なプロバイオティクスやサプリメントを知ることなどができます。
消化管の機能を調べる検査
栄養解析検査
摂取している栄養のバランスを知ることができる他、摂った栄養が胃腸できちんと消化吸収ができているか、など胃腸の機能を知る指標ともなる検査です。
消化管パネル検査
消化管の炎症マーカーや便中の細菌や真菌、寄生虫などの幅広い項目によって、消化管の症状や慢性的な全身の不調について調べることができます。
SIBO(小腸内細菌増殖症)を調べる検査
SIBO(小腸内細菌増殖症)は、本来は大腸に多く存在する腸内細菌が小腸に異常増殖することにより、腹痛やお腹の張り、便通の異常などの消化器症状を引き起こし、また食物の消化や栄養の吸収も妨げてしまう病態です。
また、欧米の研究ではSIBOの約80%はIBS(過敏性腸症候群)を合併していることが明らかとなっています。
SIBO呼気検査
SIBO呼気検査では小腸内で増加したガスの種類(水素ガス、メタンガス)とその量を評価することで、SIBOの診断を行うことができます。
栄養・食事カウンセリング
食事や栄養・生活習慣カウンセリング
栄養解析検査や一般的な血液検査に基づき、内科医師による食事/栄養のカウンセリングを行います。
医療サプリメントなどによる栄養療法の他にも、日々の食生活を適切に行うことは、健康づくりの土台として、またセルフケアとしての治療ともなり、とても重要です。
一般的に栄養指導は管理栄養士によって行われますが、症状や疾患、体の機能と栄養の関連性などを重要視した、医学的な栄養カウンセリングを行います。
また、最新の栄養学を日常の食生活に落とし込めるように、食医学の知恵も同時にお伝えできるようにしています。
このような方へおすすめです
- 栄養解析検査を受けた方で、
食事での維持の仕方を
詳しく知りたい方 - 慢性的な不調を抱えている方
- 糖尿病、脂質異常症、
高血圧、脂肪肝などの
生活習慣病と診断された方 - 予防医療としての
食事の方法を知りたい方 - 若々しく居たい、
老化を遅らせたいなどの
アンチエイジングに興味のある方 - 正しい腸活について知りたい方
- 消化器症状や
IBS,SIBOと診断されている方で
食事療法(低FODMAP食など)を
実践したい方 - 保険診療の栄養指導では
物足りなさを感じている方
消化器内科の料金
サプリメント | 自費診察 30分 6,600円 |
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妊娠中の食事相談、栄養指導 | |
機能性消化管疾患 | |
食物アレルギー(10歳以上) | |
メタボ、糖尿、高血圧、腸活 | |
自費診察 30分 6,600円 |
腸内細菌叢検査 | 33,000円 |
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消化管健康診断パネル(標準版) | 80,300円 |
消化管健康診断パネル(拡張版) | 88,000円 |
遅発型フードアレルギー検査 +リーキーガット検査 |
【FIT22G】FIT22+GBPパネル 59,400円 【FIT132G】FIT132+GBPパネル 88,000円 【FIT176G】FIT176+GBPパネル 121,000円 |
リーキーガット検査 | 【GBP】腸管バリアパネル 33,000円 |
SIBO検査 | SIBO検査(ラクツロース) 48,400円 |